『論語』を読んで思うこと
ようやく、『論語』を読み終えました。
いや〜いろいろ考えさせられましたね〜。良い本でした。
非常に勉強になりました。特に、中年の私にとっては。
著者が言うように、この改訂版には、「手がかり索引」「孔子略年譜」が付け加えられていて、とても便利です。
孔子の生涯とブッダの生涯がある重なっている時期があり、それについて最後に二人を比較した年表も付いています。
今日は、私が、一番印象に残った詩をご紹介します。
子曰、吾十有五而志乎学、三十而立、四十而不惑、五十而知天命、六十而耳順、七十而従心所欲不踰矩。
「先生が言いました。
私は十五歳のとき、学問に志(こころざし)を向けました。
三十歳のとき、独り立ちしました。
四十歳で、自身の進む道に、迷うことがなくなりました。
五十歳で、天が私に与えた使命を理解しました。
六十歳で、人の話を良く聞きくようになりました。
七十歳で、自分が心のままに行動しても、規範(きはん)からはずれることがなくなりました。」
皆さんは、どの歳に該当するのでしょうか。
私は現在四十四歳なので、「自身の進む道に迷いがなくなった」という歳になりました。
いつもは、「う〜ん…」と思うのですが、
不思議なことに、これは、自分に当てはまっています。
確かに、迷いはなくなりました。
私は、僧侶でありながら、今まで、天台宗に全く興味がありませんでした(笑)
しかし、最近は最澄(さいちょう)ってすごいな〜とか。
比叡山にお参りに行きたいな〜とか。思います。
実際、年の初めには、必ず比叡山にお参りし、何度も行きます。
また、おすすめスポットはいずれ。
このブログを始めたきっかけも、もっとたくさんの人に天台宗の良さを知ってもらうことでした。
あと6年で、五十歳です。
天が与えた使命に気づくのでしょうか(笑)
ではまた。