中級者にすすめる日常英会話の本【脱初心者のススメ】
「初心者を越えた」と、実感するのは難しいです。
実際、英会話において、初級者と中級者の違いをハッキリ分けるのは難しいです。
なぜなら、英会話で、ここから初級、ここから中級とブッツリ切るのは不可能だから。
一つの目安としては、初級レベルの本を読んで見て下さい。
簡単すぎて、モチベーションが上がらない時は、あなたはもう中級レベルです。
また、少し難しそうな本を見てみて、「ん!? 難しいな…」と感じたら、それはあなた(中級者)に合っています。
でも、Amazonなどを見ていても、英会話の本は無数にありますので、どの本が自分のレベル(中級)に合っているかを見極めるのは難しいですよね。
今回は、そのような中級者向けオススメ本を紹介します。
紹介した本をやってみて、それでもつまらなかったら、あなたはすでに上級者です。
反対に、難しかったら、初級者の本に戻りましょう(おそらくこれは無いはず)。
では、見ていきましょう!
もくじ
日常英会話の本を選ぶポイント
日常英会話を学習するための本を選ぶポイントは4つです。
- 自分のレベルに合ったものを選ぶ
- CDやDVDなど音声が付いているものを選ぶ
- 自分の目的を決める
- ネイティブが書いている本を選ぶ
自分のレベルに合ったものを選ぶ
ここが一番大切で、やさしすぎても、難しすぎてもダメってやつですね。
今回のテーマは、中級なので、レベルははっきりしています。
中級レベルの人が目指す目標は、TOEIC700点越え、英検準1級合格といったところでしょうか。
ぶっちゃけ、英検準1級は、中級でもかなりキツいです。
それから、
これは、錯覚ですから。
初心者の時と同じで、何度も繰り返せる本を選びましょう
つまり、量で本を選ばないこと。
ぶっちゃけ、中級レベルになると、その数も増えてきますが…
CDやDVDなど音声が付いているものを選ぶ
音声が付いている教材を選ぶのは、重要ですね。
初級を突破してきなら、その大切さは、すでにご存知のはず。
まあ、最近の本はすべてCDが付いていたり、音源をダウンロードでいますので、問題はないでしょう。
お分かりだと思いますが、耳で聞いて(インプット)、口に出す(アウトプット)は、英会話の基本です。
というか、これがすべてです。
あと、中級でも繰り返し(反復)がトレーニングの中心になります。
これは、どのレベルでも、同じですね。
自分の目的を決める
英会話を学ぼうとしている人は、それぞれ勉強する目的があると思います。
大体、こんな感じではないでしょうか。
- 旅行
- 留学
- ビジネス
- 試験(英検、TOEFLなど)
目的は異なっても、日常英会話は、すべてに共通したスキルです。
中級の段階では、目的を気にする必要は無いでしょう。
一番大切なのは、上級に向けて、基礎をしっかり固めることです。
逆に、ビジネスとか専門的になればなるほど、日常会話が出来なくても、意思は通じます。
旅行も同じで、海外で、Tシャツを買う時に、店の人と、Tシャツの値段とか、デザイン以外の話をすることはないですよね。
つまり、場面が限られるほど、それに限定された単語や、ジェスチャーでほとんど乗り切れます。
なぜなら、その状況が、すでに会話が必要なくても、相手は返事を予想できるから。
試験に関しては、日常英会話の本を買うよりは、過去問題に取り組むのが一番の近道です。
ネイティブが書いている本
ネイティブ(英語を母国語としている人)が書いている本を選ぶのがいいとは限りません。
逆に、日本人が書いている本の方が、日本人の苦手な部分を知っている時があります。
ただ、ネイティブ本だと、何か信用は出来ますね(笑)。
中級者にオススメする日常英会話の本
『改訂版 英会話ペラペラビジネス100』
ビジネスと書いていますが、ようは英会話なので心配なく。
100フレーズというのが、特徴ですね。
初心者を卒業して、100ぐらいでトレーニングするのは、ちょうど良い数字です。
他にも、
用件がはっきり伝わる枕ことば、About the …
「工事の件ですが…」⇒About the construction …
などのように、簡単でも通じるフレーズを厳選しています。
また、「日本語→英語」の変換練習です。
これは好みが分かれますが、脳の中で、日本語を英語に変換する方が得意な人は、こちらが向いています。
よく「英語は英語脳で!」っていう教材もありますが、
ぶっちゃけ、その人に向いているかどうかです。
『究極の英会話(上)』
英会話は、中学前半をマスターすれば話せるとよく言われます。
また、この本は、大人向けなので、もう一度英会話に再挑戦したいという人には最適ですね。
内容は、中学1年~2年前半に習う文法31項目×よく使う単語だけで、403表現を習得することを目的とします。
こちらも、日本語を素早く英語に変換するトレーニングです。
『究極の英会話(下)』
『究極の英会話(上)』の続きです。
さらに、中学2年後半〜3年に習う文法32項目×日常使いの単語だけで、416表現をマスターします。
この下巻で完全に、英会話の基礎が出来上がると言えますね。
また、「英語が話せない原因」を2つあげます。
- 文の作りと意味、すなわち文法がわかっていないこと
- 話すための練習量が圧倒的に足りないこと
一つ目は、「文法」ですね。
ですから、フランクな感じではなく、しっかした文法で会話したい人には、是非オススメです。
二つ目は、どのテキストにも共通するものです。
練習第一ですね。
『瞬時に出てくる英会話フレーズ大特訓』
まさに、大特訓です。
今まで、紹介してきた本と違い、その数810フレーズ!
ガチです(笑)
「定型表現」270フレーズ、「基本文法」を活用する270フレーズ、「日常会話」で役立つ270で、810フレーズという具合です。
特徴は5つ。
- 「日→英」の転換練習で、だれでも英語が口をついて出る。
- 「定型フレーズ」→「文法活用」→「日常会話」の3ステップで、会話力の基礎をつくる。
- 810フレーズは、日常生活・旅行・ビジネスでそのまま使える。
- 話すためのヒント・キーワードもしっかり紹介。
- 「日→英」トレーニングができるCD 2枚付。
3番が重要ですね。
つまり、これ一冊で、日常英会話からビジネス英会話まで、マスターできる。
そら、810フレーズも覚えればね(笑)。
『リアルな英語の9割は海外ドラマで学べる! 』
これは、トレーニングというより、楽しく英語を学ぶ本です。
海外経験なく、海外ドラマだけを教材にして、英検1級・TOEIC満点を取得した人気ブロガー南谷三世さんが書いた本。
すごすぎ…
海外ドラマで実際に使われているセリフを200、頻出する応用表現を355、合計 555の表現を紹介しています。
- Nice try! は誉め言葉ではない。
- わからないときに、Got meと言う。
- ruleは「最高!」suckは「最低!」。
- turn on は「その気にさせる」という意味。
これで、英話で海外ドラマも楽しめて、英会話の力も付く。
一石二鳥ですね。
まとめ
レベルが変わっても、結局大切なのは、繰り返し(反復)です。
いやだな〜
疲れたな〜
と思ったら、今回紹介した本の中で、違う本を読んで、リフレッシュしてはどうでしょうか。
では、よいスピーキングLIFEを!