Tendai Taishi Written by Seimin Kimura

手で食べること

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こんばんは。

私には、一歳になったばかりの娘がおりまして、彼女は食事をする時、私がスプーンで口に運ぶか、もしくは、彼女自身の手で食事をしています。

こんな話を聞いたことがあります。

日本人「インド人の君は手で食事をして下品だなぁ」

インド人「日本人の君だって、お寿司を食べる時、手で食べるじゃないか」

なるほど。私たちは、手で食べることに行儀が悪いというイメージがありますが、この会話を聞くと、世界にはいろいろな文化があることに気づかされます。これが正しいというものはないですね。

ウォシュレットなどについても、インドでは、トイレに水が入った桶(おけ)がおいてあり、それで洗い流します。確かに、機械式の便座がらシューと出てくるのとは、違いますが世界の先駆けですね。

ところで、ブッダもインド人、もしくはネパール人だったので、当然、手で食事をしていました。

彼らの集団は、乞食(こつじき)というスタイルを取っていまして、自ら狩りをしたり、農作物を栽培したりせず、町を歩いて、みなさんにいただいたものを食べていました。

この乞食に毎日、十人ほどが出かけます。ブッダも例外ではありません。

そして、それぞれがいただいた物を持ち帰り、誰が何を持ってきたか分からないように(差別ができるから)、みんなのものを一個所に集めて、手でまぜて、まぜ終わった物を再び分配します。

ちょっと想像しただけで…

ちなみに、私は、インドカレーを手で食べる派です(笑)

では、また。