Tendai Taishi Written by Seimin Kimura

漢検5級【初挑戦】

漢検

漢検5級は、小学校6年生修了程度のレベル、1,026字が必要とされます。つまり、小学校で習う漢字の集大成と言えます。中学受験を考えている人は、卒業までに、この5級を取っておけば、国語でかなり高得点を取れます。それは、漢字検定の問題形式にヒントがあります。漢字検定は、勉強していくうちに、その漢字の意味を調べることが多くなってきます。そのことによって、自然と国語力がみについて行きます。
特に5級は、義務教育最終学年を対象としていますから、基礎学力を強化するのにかなり役立ちます。合格することによって、自信にもつながり、将来、さらに上の級を受けるモチベーションにもつながりますね。漢字検定は、英検に比べて、比較的短時間で容易に獲得出来ますので、ぜひ、挑戦してください。

今回は、はじめて漢検に挑戦される人のために、受験前に知っておきたい、漢検5級の情報を解説したいと思います。この記事を読んだ後は、受験までの準備がちゃんと整います。あとは、勉強あるのみ!合格を目指しましょう!

もくじ

レベルは、何年生?合格点は?

公式サイトによると、レベルは小学校6年生修了程度、必要漢字は1,026字、合格点は200点満点の約70%です。合格点は若干変動します。140点前後だと思って下さい。

小学生5年生(6級程度)が受けるとすると、835字必要とされていますから、あと200字ほど必要ですが、がんばれば十分合格可能です。

小学生4年生(7級程度)が受けるとすると、642字必要とされていますから、あと400字ほど必要ですので、少し厳しいです。

となると、小学生5年生から、6年生、そして、卒業時に漢検5級を受けるのが一番いいでしょう。

社会人の方の基準は難しいですが、3級から受けることをおすすめします。

合格基準について詳しいことを知りたい方は、こちらの公式サイトをどうぞ。

年齢別合格率

年齢別合格率は、『2020年度版漢検スタートブック』によれば、中学生が71.9%、小学生が80.5%となっています。
中学生の受験者は94,000人、小学生の受験者は83,000人となっています。中学生の受験者の方が多いのが驚きです。この結果から見ると、5級は中学生にとっても、重要視されているということですね。
また、学年別でいうと、5級を受ける5年生にくらべて、6年生は、その6倍になっています。5級の受験者は、圧倒的に6年生が多いです。私も自分に適応した学年の漢字検定を受験されることをお勧めします。

日程・申し込み・検定料

5級の検定料は、2,000円です。英検3級検定料3,900円ですから、ほぼ半額ですね。

申し込み方法は、インターネット、コンビニで、取扱書店、取扱機関(新聞社など)の四つから選べます。インターネットが一番手っ取り早いでしょう。
申し込み方法について、公式サイトはこちら

日程は、毎回公式サイトにて確認してください。年に3回行われます。約2ヶ月前から申し込みが始まります。受験後、合否は約一ヶ月後に発送されます。インターネットでは、二週間後ぐらいに合否が発表されます。
申し込みについてのサイトは、こちら

過去問

無料の過去問題は、公式サイトに公開されていますが、1回分のみです(年間三回、試験が行われますが、公開されるのはその内どれか一つ)。他を知りたければ、正規団体が出している問題集を買うほかありません。また、購入することを強くお勧めします。理由は、自分の実力を知るためでもあるし、そのまま学習用の問題集として使えるからです。
また、何度も受験する場合は、受験後、自分の問題用紙を必ず保管しておいて下さい。合否発表後、「解答」が送られてきますので、それと合わせて保管しておくと良いでしょう。昔は、発表後、「問題」と「解答」が送られてきたのですが、最近は「解答」しか送ってくれません。ですから、「問題」が欲しければ、本試験で自分が書き込んだ問題用紙を保管しておくしかありません。試験後、帰ってから、問題用紙に書き込んだ自分の字を消しゴムで消すという作業が待っています💦
市販されている公式過去問題は以下のものです。

【例題やプリントの無料サイト】
自分の実力を試す無料サイトは、便利なものがたくさんありますが、次のサイトがおすすめです。
・漢字検定WEB問題集こちら

無料のデータをプリントアウト出来るサイトもありますが、あまりお勧めできません。その理由は、保管方法に困るのと、外出時の学習に適していないからです。市販の問題集を買って勉強することをおすすめします。問題集を買った方が手っ取り早いですし、達成感があります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?大体受験勉強の準備段階は完成したと思います。おすすめ問題集などについては、別の機会に書きたいと思います。
小学校から検定に挑戦することは、将来絶対に役立ちます!落ちても関係ありません。中学受験や高校受験と違い何回でも受けられますから。どんどん挑戦してください😉