Tendai Taishi Written by Seimin Kimura

英検準1級は神レベル!?【体験談】

英検

準1級と聞くと、私の人生には関係ない。あれは、英語好きな人が受けるものだ。また、3級、2級を受験中の人は、一度過去問題を見たこともあるはずです。もちろん、分からなすぎてへこんだと思います。それが、準1級のレベルです。では、神レベルなのでしょうか?

準1級は、神レベルではなく、人間レベルです。

ただし、努力しないと、どうにもならない人間レベルです。でも、大丈夫です。わたしも、あなたも人間ですから、必ず到達できます!

もくじ

TOEIC, IELTS, TOEFLでいうと、どのレベル?

準1級は、TOEIC(740–820)、IELTS(6)、TOEFL(80–89、これは、iBTの表記)となります。この数字だけ言われても訳が分かりませんよね。まず、これら4つのテストを同等に並べてはいけません。上記の数字の実際のところは、次の通りです。

TOEIC = 英検準1級 <<< IELTS = TOEFL

となります。IELTS(アイエルツ)とTOEFL(トーフル)は、前2つと全く別ものと思って下さい。英検準1級レベルでは、歯が立ちません。IELTSとTOEFLの違いについては、こちらのブログが詳しいので、知りたい方はどうぞ。したがって、このブログでは、取り上げません。では、逆に、IELTSとTOEFLで表記のスコアを取れていた場合、準1級は受かるのか?楽勝で受かります。もはや準備もいらないかも。次に、皆さんにも馴染みが深いTOEIC(トーイック)との比較ですが、TOEICで上記の点数を取れていれば、準1級も受かるでしょう。ただし、問題形式が異なる為、少し準1級の形式に慣れておく必要があります。また、TOEICで、すでにそれだけのスコアが取れている人は、勉強の仕方もわかっているので、すぐにこのブログを読むのを辞めて下さい。自力で受かります。

高校生レベル? 大学生レベル? 何年生レベルなの?

公式サイトによれば、

準1級は、最終目標である1級の手前まで着実に力をつけているレベルで、およそ大学中級程度とされています。社会生活で求められる英語を十分理解し、また 使用できることが求められます。入試優遇や単位認定はもちろん、教員採用試験に優遇されたり、海外留学にも多方面で幅広く適用される資格です

とあります。これには、2つツッコまさせてもらいます。一つ目は、「1級の手前まで着実に力をつけているレベル」、1級は、はるか彼方です。それぐらい差があります。二つ目は、「大学中級程度」、相当英語が好きで、勉強を続けている「大学中程度」です。何もせずに、大学2, 3年生になって受けても受かりません。むしろ、2級も危ういでしょう。脅しではなくて、事実です。準1級は、かなり難しいと思って下さい。

大学入試では有利か

英検は、入試における内申点の加点や試験免除などが認められています。また、青山学院大学などは、推薦枠の出願資格を準1級以上としています。
公式サイトによれば、英検3級以下を含めて、英検準1級以上が優遇される学校は、338校もあります。自分が狙っている学校を調べてみて下さい。また、準1級取得者は、国立大学の受験においても高得点が取れるでしょう。ざっくりですが、準1級は、国立大学院レベルと思って下さい。

合格までの私の実体験

私は、2級合格から、本格的に準1級 の勉強をはじめて、受かるまでに3年かかりました。それでは、実際の経緯をお話しします。ざっと次の感じです。

2014年6月(68点満点中41点)→心が折れる→2015年TOEICに逃げる→やはり心残り→2016年2回受験(合格ライン1792中、1693→1650)→2017年3回受験(合格ライン1792中、1726→1712→1766),2018年2回受験(合格ライン1792中、1783→1926)、1926(+866)で合格

合格基準点は、1792点です。2016年から採点方式がCSE方式に変わりましたので、少しややこしいですが、2014年に2級受かってすぐに受けた時は、惨敗でした。ここで、心が折れます。2015年、自分の実力は、TOEICだとどうかな〜なんて逃げ口実で受けますが、確か良い点を取れませんでした。600点ぐらい?ですかね。でも2年後に気合いを入れ直します。そこから、受かるまで受けつづけると決めます。2016年は、合格点1792点中、1600点中間から後半をさまよいます。2017年は、1700点の前半から中間です。2018年は、10点差まで迫るも撃沈、その次に1926点とって合格します。
最後の点数が、合格ラインを大幅に上回ったのは、ライティングパート満点だったからです。この3年間は、単語を毎日音読しました。リーディング問題はほぼ毎日一問解く、リスニングの音源もほぼ毎日最低一問は聞きました。使ったテキストは、過去問題のみです。最終年度(2018)は、ライティングの勉強を強化し、自分でテンプレート(解答例)をつくり、色々なパターンを書きまくりました。100記事ぐらい作ったと思います。それから、モチベーションを保つのはオンライン英会話がいいですよ。英会話と言いつつも、その時間に自身のライティングをチェックしてくれたりしますから。

最後に

このサイトで何度も言ってますが、一番重要なのは、単語です。文法や形式は、2級の時点で十分に体得できています。あとは、語彙を増やすことです。

がんばってください!!!