Tendai Taishi Written by Seimin Kimura

英検準1級面接【対策】

英検

準1級の第2次試験面接の合格率は、80%以上と言われていますが、本当にその数字は正しいのか?また、第一次試験合格から、第二次試験まで、準備期間は約1ヶ月ほどしかありません。その間に十分な対策をとれるのか?と心配する人も多いと思います。

結論からいいますと、心配はいりません。はじめの試験に加えて、あと3回(計4回)、期間にすれば1年間、再挑戦できます。その間に、じっくり訓練すればいいです。私も1回目は落ちましたが、2回目で合格しました(でも、ギリギリ😅)。

このブログでは、大体の流れと、勉強のコツをお話ししたいと思います。

もくじ

過去問と予想問題

過去問題は、本試験が終われば、公式サイトにアップされますが、2次試験に関しては、サンプルのみで、アップされません。これは、2次試験が面接形式であるため、会場や日程が異なる場合は、それらの試験内容もそれぞれ異なるからです。ですから、市販のものを買って、対策を練るしか方法はありません。

予想問題については、インターネットなどで検索すれば、たくさんでてきますが、あまりおすすめできません。私は、やはり、自分でテンプレートを作ってそれを反復することをおすすめします。これをおすすめする理由は、自分で考える能力が身につくからです。リンクを貼っておいた旺文社の「完全予想問題」をお手本に自分なりのテンプレートを作って下さい。また、14回分入っていますので、これを一冊すれば、さまざまなテーマに対応できます。ぜひ、おすすめです。模範解答は、かなり完成されたものなので、それを参考に、自分なりに、より簡単なものに変えて下さい。本番で予想が外れても(そもそも予想するのはムリ)、事前に沢山の引き出しを作っておけば、確実に対応できます。例えば、子供がテーマだと、親が幼稚園に入れるのを悩んでいるか(ナレーション)、少子化や共働きをどう思うか(質疑形式の問題)とかが、出るだろうな〜とかが見えてきます。

試験の流れ

さて、一番気になる当日の流れですが、

1. 入室から挨拶まで

  1. 入室
  2. カードを渡す
  3. 座る
  4. 名前とグレード(準1級)の確認
  5. 挨拶と簡単な会話(自分の趣味などを話せるようにしておくと良い。)

最後のフリートークが重要です。練習方法は、あとで書きます。

2. 4コマのナレーションを話す

  1. 問題カードを受け取る(4コマのイラスト入り。イラストは物語になっています)
  2. 1分間黙ってイラストを見ながらナレーション(ストーリー)を考える(すぐ時間が来ます。)
  3. 2分以内で、ナレーションを話す(つまり、4コマのストーリーを順に話せばよい。しっかり、内容を把握していない、また、事前の対策をしていないと、めっちゃ時間が余ります2分持たない💦)

ここまでは、事前準備で、そこそここなせます。

3. 質疑4問

一番大変なところです。

  1. No.1は、4コマについての質問(あなたがその主人公だったらどう思う?というような質問が多い。カードを見てよい)
  2. カードを裏返す。ここからが、さらにハード
  3. No.2,3,4は、カードに関係するテーマを、より広げて質問されます。

No.2–4が、最大の山場です。例えば、4コマイラストのテーマが「たばこ」なら、子供に対する影響は?将来、犯罪率が増えると思いますか?(たばこ→犯罪とより広くなる)たばこを政府が禁止するべき?という感じに、イラストの「たばこ」というテーマからより広がって、考えなければなりません。一つの対策としては、試験を受ける前に、どう思う?と聞かれることに対して、すべてYesで答えると決めておいた方が楽です。また、旺文社の問題集をやってみると、よく似た問題がありますから、こういった質問には、Yesで答えた方が自分には覚えやすいとか、Noと答えた方が覚えやすいなど事前に決めて、練習しておけば良いです。例えば、「たばこの危険性について子供にもっと教えるべき?」という質問だと、Noより、Yesで答えた方が文を作りやすいですよね。「教えない方がいい」と考える人は、少ないと思います。練習中は、Yes、Noの両方の答を訓練した方が良いですが、あまりこだわらずに、こんな感じの問題が出たら、ぜんぶYesで答える!と決めておくのも一つの手です。

あとは、カードを返して、退出です。

面接カード受け取り前の自由会話(フリートーク)の練習

面接のはじめに行われる会話、つまり、フリートークの練習はどうしたら良いか?これについては、オンライン英会話をお勧めします。オンライン英会話では、毎日違う講師を予約出来ますので、はじめての人と会話することに慣れるのに最適です。一度試してみて下さい。1ヶ月無料体験できるサイトは多くありますから。1ヶ月ほどすると、自己紹介と挨拶に飽きてきて嫌になりますから。自由会話の練習はこれで十分です。

対策・コツ

対策については、いろいろ書いてきましたが、

旺文社の14回分をひたすら読む→自分なりにテンプレートを作る→毎日それを声に出して読む

これのみです。声に出して読んでいるうちにあれ?この文脈おかしいな?とか改善したくなってきます。また、オンライン英会話も併用してください。週に1,2回作文して、添削してもらうと、思考の訓練になり、当日予想しない質問が来ても、とっさに答えることが出来ます。

大特訓のススメ

本当に、訓練のみです。言語は、口に出さないと馴染みません。テンプレートを作って、しゃべりまくる。毎日、オンライン英会話をして、はじめての人としゃべりまくる。お気に入りのオンライン英会話教師を見つけて、毎週作文し、その内容についてしゃべりまくる。これしかないです。

落ちる人は、どんな人?

事前準備をしっかりしない人。これに尽きます。当日、緊張するのは、練習が足りないからです。このブログでもおすすめしたオンライン英会話を続けていれば、初対面の人でも慣れます。もちろん人によっては、根っからの人見知りの人もいますが、慣れます。また、そもそも英検準1級を受けようと思っている人は、将来英語を生かしてグローバルに働きたい!世界中に友達を作りたい!とかいう夢を持っている人が多いと思います。

あとは、前日おいしいものを食べて、よく寝て下さいね。