英検3級 二次試験【攻略】
英検3級は、5級・4級で習得してきた基礎力の集大成の級で、レベルは中学卒業程度とされます。また、3級からは、2次試験(面接試験)が加わり、それまでの級にはない緊張感が生まれます。それらのことから、3級に挑戦することにとまどう人が多いことも確かです。そこで、今回は、3級から新たに2次試験だけを取り上げて、その対策を考えていきたいと思います。
結論からいうと、ちゃんと準備しておけば、かならず受かります。それほど、恐れることはありませんので、心配しないで下さい。
もくじ
合格率と合格点
まずは、合格率と合格点を見てみましょう。合格率は、2016年以降、公開されていませんが、割合は、1次試験が5割以上、2次試験が9割以上と言われています。つまり、1次試験を合格すれば、ほぼ2次試験も合格すると考えてもらってかまいません。また、もし、2次試験に落ちても、1年間は1次試験を受けなくてもかまいません(1次試験免除)ので、その期間は2次試験だけに集中して勉強することができます。ですから、落ちたとしても、あと3回チャンスがあると思って下さい(計4回)。
合格点についても、公表されていないため、わかりません。これについても、心配しないで下さい。これからお伝えすることを守って、試験にのぞめば、受かります。
日程と試験時間
次に、日程ですが、1次試験合格後、約1ヶ月ほどで、2次試験が行われます。この期間も、準備期間としては、それほど長くはありませんが、心配しなくて大丈夫です。
試験時間は、約5分です。一瞬で終わると思ってください。1ヶ月間、地道に準備してきても、「えっ、もう終わり」という感じです。
過去問
過去問題は、残念ながら、ありません。公式サイトにはサンプルのみが公開されています。試験当日手渡される問題カードも、試験が終われば、返さなくてはいけませんので、それらを残しておくことはできません。しかし、下記の試験問題集には、7回分はいっていますから、1ヶ月間それを勉強しておけば十分です。旺文社のものは安心できますのでご心配なく。
試験の流れ
それでは、当日の試験の流れについて見てみましょう。
1. 入室から挨拶まで
- 入室
- 面接カードを渡す
- 座る
- 名前を言う
- 挨拶(I’m fineでよい)
ここまでは、問題ないでしょう。
2. 問題カードを読む(自力)
- 問題カードを受け取る(イラストと、その上に説明文が付いている)
- 説明文を20秒間黙って読む(すぐ時間が過ぎます)
- 声にして問題カードの文章を読む(タイトルを読むのを忘れずに)
以上については、面接官が、ただ聞いているだけです。
3. 問題カードに対する質問が3問
- No.1:イラストの上にある文章についての質問(文章から出る)
- No.2と3:イラストについての質問(イラストから必ず出る。イラストに書かれている人の行動や、イラストの中には何があるなどを説明すれば良い)
ここでカードをふせます。
4. 面接官との対話が2問
- No.4と5:カードとは全く関係ない質疑。あなたへの個人的な質問(休みの日は何しているとか、海外に行ったことがあるかとか)。
問題カードを返して、おしまい。
質問が聞き取れない場合は、聞き返しても、減点になりません。しかし、何度も聞き返すと減点対象となります。一度は聞き返しても良いので、あいまいな時は、どんどん聞き直しましょう。
対策と練習
以上の試験内容から分かるように、3級の面接では、英語をしっかりした発音で読めることと、英語で簡単なコミュニケーションが取れることが、求められます。
一つ目の英文を読める能力ですが、これは、1次試験勉強をする時に、単語を声に出して覚えておけば、問題なく身に付けることが出来ます。
二つ目の英語での会話の対策には、オンライン英会話を強くお勧めします。オンライン英会話では、レッスンのはじめに、必ず挨拶しますし、あなたの趣味などについて質問されますので、何度も同じ事を繰り返すことになります。そうすると、それらのパターンが自然に体に馴染んできますので効果絶大です。1次試験が終わってすぐ、取りかかっても遅くはありませんで、おすすめします。また、1ヶ月無料などのキャンペーンを行っているサイトがほとんどなので、お試しに是非挑戦してみて下さい。
それでは、心配せずに、試験前日は、おしいものを食べて、ゆっくり寝て下さい。