Tendai Taishi Written by Seimin Kimura

英検3級レベル【分析から合格へ】

英検

中学校に入って、英語を本格的に学びはじめた人、すでに社会人になり、もう一度英語を学び直したい人が、目指す級として、英検3級はうってつけの級です。また、小学校・中学校の学習と並行して、英検に取り組んでおけば、学校の成績は確実上がりますし、英検を受験することで、試験に慣れ、中学・高校受験の時、緊張しないというさまざまなメリットがあります。

しかし、Yahoo!知恵袋などには、英検のレベルはどれぐらいなのか?中学生で受かるのか?小学生でも受かるのか?社会人が受けるには適切な級なのか?という試験レベルに関する質問が多くよせられています。そこで、今回は、英検3級のレベルについて検証し、合格するためのノウハウもお伝えします。

結論からいうと、小学生はむずかしいですが、中学校生活の間で合格することは十分可能です。また、社会人になってからも、仕事の通勤時や、帰ってから少しの勉強することを続ければ、合格することは可能です。

もくじ

問題レベル

問題のレベルを知るのは、過去問題を見るのが一番です。公式サイトを確認して下さい。そして、今すぐに、過去3回分の過去問題をダウンロード、もしくは、プリントアウトしてください。これらの過去問題は、毎回試験が終わるごとに更新され、古いものは消されていきます。後で、多くの過去問題に挑戦したくなった時は、市販の高額な問題集を買わなければならなくなりますから。

公式サイトによると、3級は、中学卒業レベルです。必要な単語数は、1,250–2,100語と言われています。よく、TOEICと比較するサイトなどがありますが、まず、3級の段階でTOEICに挑戦することは考えないでください。TOEICで換算したところで、意味がありません。さまざまな意見がありますが、TOEICに換算すると、英検3級は、300以下の実力でしょう。企業などで求められる600点以上などには、ほど遠いレベルなので無視して下さい。また、学生の方は、3級、準2級と、英検の範囲でレベルアップすることをお勧めします。それは、同じ英検の問題形式に慣れることが一番のメリットでありますし、もし高校生の内に英検準1級をとれれば、かなり上位クラスの大学に推薦で入れる機会が与えられます(むしろ、準1級を取っていれば、国立大学でも8割以上の点数は、余裕で取れます)。

3級を受けるのに適切な学年は、中学生?

先ほど話したように、3級は、中学卒業レベルです。ですから、中学生の英語をマスターしていれば合格できる級です。ちゃんと3級の対策をしていれば、中学2年生の内に合格することは十分可能です。中学1年生は、まだ、英語に十分馴染んでいません。ですから、すぐ合格というのは難しいですが、中学に入って英検の勉強をすぐはじめることをお勧めします。メリットは、学校の成績アップ、高校受験に役立つなど、前に話した通りです。

社会人の方が受験する場合は、自分の実力が付き、過去問題で、7,8割取れるようになったら、すぐに受験してみて下さい。

2次試験(面接)のレベル

合格率は、9割以上と言われています。2次試験を受ける人は、1次試験をすでに合格していますから、3級の単語力、文法力はすでに持っています。ですから、このような高い合格率になるのです。試験で聞かれる内容は、1次試験よりもずっと簡単です。しかし、相手が紙のテストから、生身の人間に変わるので、相手がどのようにあなたを評価しているのだろうと不安になります。そのことから、試験中は、あなた本来の力が発揮できない状態になるのがほとんどです。では、それをさけるにはどうしたらいいか?オンライン英会話をお勧めします。1次試験合格から、2次試験受験までの期間は、約1ヶ月です。この1ヶ月でオンライン英会話を試してみて下さい。ほとんどのサイトは、初回1ヶ月無料キャンペーンなどをしていますから、それで試してみて嫌なら辞めればいいです。毎日、海外の別の人と話すことで、初対面の人と英語で話すことにかなり慣れます。

合格までの学習時間

合格するまでに必要な学習時間ですが、中学2年生レベルまでの英語力が身についていれば、必要となる時間数の目安は17–21時間です。中学1年生レベルの英語力が身についていれば、30–38時間程度の学習時間が必要となります。英語学習を始めたばかりであれば、40–50時間が必要な学習時間の目安です。

どうでしょう?中学2年生レベルだと、約20時間ですから、1日1時間勉強すれば、20日、1ヶ月以内で受かりますね。中学1年生レベルだと、約40時間、1ヶ月ちょっとですね。英語をはじめたばかりだと、多くて50時間、約2ヶ月ですね。

しかし、これらは、あくまで、目安ですので、きちっと対策し、勉強した人の場合に、必要な時間です。毎日、ぼーと参考書を眺めているだけでは、受かりませんよ。

対策

ここからが、本題です。では、どのような勉強をしたらいいのか?

過去問題をする

先ずはじめに、過去問題に挑戦してみて下さい。公式サイトで無料ダウンロードできます。3回分やってみて、全体的に半分以上出来ていれば、ゴールはすぐそこです。ライティングパート(書く)は、計算しなくても良いです。このパートは個別に対策を練ります。

ひたすら単語を覚える

次に、ひたすら単語を覚えて下さい。おすすめの単語帳は、「出る単」です。リンクを貼っておきます。8割以上は、必ず暗記して下さい。これで、10%–20%以上点数があがります。その理由は、すべてのパートにおいて、単語は重要だからです。リスニング(聞く)も単語を知らなければ聞き取れません。ライティング(書く)も単語を知らなければ、そもそも文が書けません。単語は英検のすべてです。

リスニング(聞く)

リスニングの対策は、先ほどの単語を覚えるときに、声に出して覚えると効果的です。これは、2次試験の面接の対策にもなり、自然な英語が口から出てくるようになります。英語の歌やYouTubeで、リスニングの学習することはおすすめしません。絶対挫折するからです(3級のレベルでは難しすぎる)。私もそうでした。耳をきたえたいなら、過去問題のリスニング問題3回分を何度も聞くことが効果的です。聞いているうち、問題パターンが分かってきます。いろいろな参考書を読んで分析するより、この方法で、体に叩きこむ方が、圧倒的に時間の短縮ができます。単語を声に出して覚える時、役に立つのが、「出る単」とリンクしている公式アプリです。これは、正しい発音を確認することが出来るし、耳も鍛えられます。なによりも無料です。ぜひ、お試し下さい。

では、がんばってください!!!