仏教 学び 論語

あるべきようわ

こんばんは。

『論語』に、このような話があります。
あるお弟子さんが孔子(こうし)先生に、政治とは何かについて聞きました。
先生は、
「主君は、主君の義務を、
大臣は、大臣の義務を、
父親は、父親としての義務を、
妻や子供は、妻や子供としての義務をはたしていれば、
国や政治は安泰(あんたい)するでしょう」
と答えました。

鎌倉時代の高僧(こうそう)である明恵上人(みょうえ・しょうにん)という方は、これを「あるべきようわ」という言葉で表現しました。
内容はこうです。
「僧侶は、僧侶のあるべきよう。
一般の人は、一般の人のあるべきよう。
天皇は、天皇のあるべきよう。
大臣は、大臣のあるべきようがある。」
この、孔子が述べた「義務」(原文にこの言葉はありません)や、明恵上人の「あるべきよう」は、その人の「あり方」です。
つまり、私たちは、社会や、家庭、さまざまな場面で与えられた仕事や、身分、立場を、純粋に与えられた通りに行うということです。
私は、僧侶ですが、僧侶には僧侶の「あるべきよう」(ありかた)があります。僧侶が政治を行うことはおかしいですよね。
よく、政治家の方が、本来の仕事とは異なることに専念して、本来の仕事してないよ!と批判されることが、しばしばです。
私も「お父さんなんだから、しっかりしてよ」と言われないよう(笑)、父と僧侶の「あるべきよう」につとめたいと思います。

では。また

-仏教, 学び, 論語

Copyright© 天台太子 , 2021 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.