Tendai Taishi Written by Seimin Kimura

Buddha Lifeに関する記事一覧


Buddha Life

前回、ブッダですら嫌われることがあることを紹介しました。 今回もそれにちなんだ話です。 また、ブッダ物語最終回となります。 ブッダ最後の旅 ブッダの布教活動は四十五年間に及んだ。 雨季を過ごすために、ベールヴァという村を訪れた時、ブッダはは…

Buddha Life

こんにちは、セイミンです。 喉が渇いた時、目の前に自動販売機があります。 そこに、160円のコーラが売っています。 高いな〜と思って、スーパーで買おうと思います。 10分ぐらいかけてスーパーに行き、5分ぐらいレジに並んで、 やっとこさ、コー…

Buddha Life

怒りにまかせて、喧嘩して、後悔したことがある人は、多いのではないでしょうか。 今回は、怒りにまかせて、大切な師であるブッダを失った僧侶たちのみじめなお話です。 愚かな僧侶達 ある時、弟子たちの振る舞いに、ブッダはまったく嫌気が指した。 衛生…

Buddha Life

今回のテーマは、私たちが信じる相手は、教えか、それともその教えを説く個人かです。 「恋は盲目」という言葉がありますが、その人、個人が信仰の対象になってしまうと、 その人が発する言葉すべてを盲目的に受け入れることになり、 正しいか、正しくない…

Buddha Life

今回のテーマは、自分が正しいと思い込まないということです。 私たちは、自分たちの物差しで何でも決めつけ、間違った方向に行くことが多々あります。 しかし、それを異なった角度から、じっくり検証し直すと、本当の真実が見えてきます。 今回は、そんな…

Buddha Life

ブッダの教えの核心は、 人生は明らかに苦悩に満ちているが、適切な訓練と努力によって、 苦悩から解放され、安息の生活を送れるようにするところにある。 それは、哲学的な問題や、議論の答えを求めるところにない。 マールンキャプッタの疑問 マールン…

Buddha Life

すべての人に良く思われたい。 これは、誰もが持つ希望です。 しかし、「100人いたら、100人に好意的に思われる。」 そんな人は、世の中に存在しません。 どんな素晴らしい人でも、その人を批判する人が必ずいます。 今回は、そんなエピソードを紹…

Buddha Life

今回は、身体のバランスを取ることが、精神のバランスにも繫がるというお話を紹介します。 パセーナディ王のダイエット コーサラの国王パセーナディ(波斯匿王,はしのく・おう)は、美食家であった。 彼のご馳走は、バケツ一杯のご飯と、それと同じ量のカ…

Buddha Life

農夫の話 今回は、 ブッダが、非常に、合理的な人であったことが分かるお話です。 ブッダの説法と牛 ある日、ブッダとその一行は、アーラヴィーの住民たちに招待された。 ブッダの説法を聞きに行こうと思った人々の中に、ひとりの貧しい農夫がいた。 と…

Buddha Life

病人を世話するのと、私を世話するのは同じ ある日、ブッダは、侍者のアーナンダと共に、僧院を訪れた。 そこで、病気で寝込んでいる僧侶の部屋に入った。 彼は、下痢で苦しんでいた。 苦痛がひどかったが、不潔であったので、誰も彼のことを気にかけなか…

Buddha Life

パターチャーラ−という名の金持ちの家に生まれた娘がいた。彼女の両親はたいへん過保護で、娘を屋敷の一室に閉じ込めておいた。話し相手のいない彼女は、秘かに召使いの少年と恋に落ちた。 彼女が16歳になった時、両親は彼女を金持ちの家の息子と結婚させ…

Buddha Life

裕福な家庭に生まれた女性キサーゴータミーは、サーヴァッティーの金持ちの商人と結婚した。しかし、二人の間に出来た最初の子供が一歳の頃病気にかかり、医者を呼ぶ前に死んでしまった。彼女は、深い悲しみのあまり我を忘れて、子供を生き返らせる薬がないか…

Buddha Life

ブッダ教団が大きくなるにつれ、他の宗教家たちの間に、自分たちの信者も奪われるのではないかという不安が増大し、嫉妬が生まれた。そこで、ブッダがジェータヴァナの本部に滞在中、宗教家たちは、二つの陰謀を企んだ。 チンチャーの誘惑 最初の企みは、チ…

Buddha Life

集団や組織がある程度発展するとよくあることだが、ブッダの僧団も政争と分派活動に悩まされることとなった。 もっとも有名な例は、ブッダの従弟で幼年時代の友デーヴァダッタである。 デーヴァダッタは、サキャ族の他の者たちとともに、ブッダがカピラヴァ…

Buddha Life

ブッダが女性を教団に入れることは否定的だったと言われています。 今日は、そのお話しです。 カピラヴァストゥ訪問の後しばらくたって、ブッダはふたたび故郷へ戻ってきた。 その間すでに、父スッドーダナ王は亡くなっていた。 ブッダがニグローダ園に滞…