Tendai Taishi Written by Seimin Kimura

ブッダの生涯に関する記事一覧


ブッダの生涯

ブッダ教団が大きくなるにつれ、他の宗教家たちの間に、自分たちの信者も奪われるのではないかという不安が増大し、嫉妬が生まれた。そこで、ブッダがジェータヴァナの本部に滞在中、宗教家たちは、二つの陰謀を企んだ。 チンチャーの誘惑 最初の企みは、チ…

ブッダの生涯

集団や組織がある程度発展するとよくあることだが、ブッダの僧団も政争と分派活動に悩まされることとなった。 もっとも有名な例は、ブッダの従弟で幼年時代の友デーヴァダッタである。 デーヴァダッタは、サキャ族の他の者たちとともに、ブッダがカピラヴァ…

ブッダの生涯

ブッダが女性を教団に入れることは否定的だったと言われています。 今日は、そのお話しです。 カピラヴァストゥ訪問の後しばらくたって、ブッダはふたたび故郷へ戻ってきた。 その間すでに、父スッドーダナ王は亡くなっていた。 ブッダがニグローダ園に滞…

ブッダの生涯

僧団に加わった親族の中に、いとこのアーナンダがいる。 アーナンダは、後にブッダに、常に付き添った者であり、おそらく仏教史上もっともよく知られた弟子のひとりである。 出家後最初の二十年間、ブッダは特定の侍者をもたず、いろいろな者がブッダに仕え…

ブッダの生涯

ブッダのカピラヴァストゥ訪問中に家族の中から出たもう一人の有名な帰依者に息子のラーフラがいた。 彼は、ブッダが家を出たちょうどその時生まれた子である。 今や、七歳になるラーフラは、母ヤソーダラに、父ブッダが放棄した遺産を確保するために、近づ…

ブッダの生涯

もう一つの話は、スニータという不可触民にまつわるものである。 彼の仕事は道路の清掃であり、これによって辛うじて生計を立てていた。 適当なねぐらもなく、スニータは自分が働く道ばたで寝泊まりしていた。 また、たまたま通りがかる身分の高いカースト…

ブッダの生涯

ウパーリやプンナと違って、僧団に加わった多くの者は貧しい下層階級の出身であった。 なかでもアウトカーストは、もっともの貧しく、下級であった。 彼らは、最上層階級のバラモンに近寄ることは固く禁じられていた。 今日でも、アウトカーストである不可…

ブッダの生涯

ブッダの教えに帰依する者には、いろいろな経歴を持ち、あらゆる環境からやって来た。 当時の人びとの目に映ったもっとも著名な帰依者のひとりは、ウパーリ(優波離)であった。 ブッダの時代と同じころ、ジャイナ教の教祖マハーヴィーラがいた。 ジャイナ…

ブッダの生涯

竹林精舎に六十戸の家を建てた商人の妹は、アナータピンディカという男に嫁いでいた。 アナータピンディカが、たまたま仕事でラージャガハにやって来た時、たいへんな騒ぎの最中であった。 料理人や召使いは、見るからに重要そうな行動をしており、準備に夢…

ブッダの生涯

二人はまず、ラージャガハの近くに住む有名な師、サンジャヤの門をたたいた。 しかし、サンジャヤは二人が求める解答を与えることが出来なかった。 そこで、二人は、自ら瞑想し、どちらか最初にそれを見出した者が、もうひとりに教えようと誓い合った。 あ…

ブッダの生涯

ブッダは、まず鹿園からウルヴェーラまで、ゆっくりと旅をした。 その途中、とある森で休もうとすると、たまたま一団の人々がそこで遊山を楽しんでいた。 三十人の男はそれぞれに妻を伴っていたが、その中に一人だけ、遊女を連れた者がいた。 この遊女は誰…

ブッダの生涯

ブッダ教団が広がるもう一つの要因は、ある王の帰依である。 マガダ国のビンビサーラ王は、以前、ゴウタマに宗教生活をあきらめるよう説得した人物である。 旅の途中ブッダは、マガダ国の首都ラージャガハに到着した。 ブッダが都に来たことを聞いたビンビ…

ブッダの生涯

五人の苦行者がブッダに帰依した後、僧団は急速に拡大した。 以前ブッダと共に修行した彼らが僧団生活に入ることに不思議はないが、その後は、そのような経験がない者達が、僧団に入ったことは注目される。 僧団では共通したルール(戒)が定められていた。…

ブッダの生涯

出家者が避けなければいけない両極端がある。 一つの極端は感情、愛欲のおもむくままに生活すること。 もう一つは、自分自身を痛めつける苦行である。 これらの二つはブッダが実際に経験したことであり、これらに変わる悟りへの実践が、八つの正しい道(八…

ブッダの生涯

ブッダは布教活動をはじめた。 まず初めに、かつて師であるアーラーラ・カーラーマの元に向かった。 しかし、アーラーラ・カーラーマはすでにこの世にいなかった。 また、ラーマの弟子のウッダカも亡くなっていた。 ついに、ブッダは五人の友に会いに鹿野…