過ぎたるはなお及ばざるがごとし。
こんばんは。
過(す)ぎたるは、なお及(およ)ばざるがごとし。
(過猶不及)
何かカッコイイ感じですね〜。白くて長いヒゲをはやしたお師匠様が弟子に人生の教訓(きょうくん)を述べる姿が浮かびます。(笑、あくまでイメージです)これは、
「やり過ぎるのも、やり足らないのもどちらも良くない」という『論語』(ろんご)に出てくる言葉です。
つまり、中庸(ちゅう・よう)「ちょうどよい/ ころあい」を説いているものです。
仏教では、このような例えがあります。
「琴や、ギターの弦(げん)は、張りすぎると切れてしまい、ゆるめすぎると音が出ない。」
丁度良い加減に弦(げん)をはることで、一番良い音色が奏でられる。そのように生きなさいという中道(ちゅう・どう)の教えのたとえによく似たものです。
どちらも「中」(ちゅう)がついています。この「中」は「まんなか」という意味ではありません。
「調和のとれた状態」です。
このような話を聞きますと、「なるほどな」と思いますが、なかなか実行できないものです。
実行できていれば、私のお腹もこんなに出ていないのですが…
では、また。