ダーナ(dāna)
こんばんは。
昨日紹介したサンスクリット語でdāna(ダーナ)、つまり、「布施」(ふせ)ですが、以前に紹介した音写(おん・しゃ)を覚えておられるでしょうか。ヨロシク(夜露死苦)です(笑)。
今日は、その方向から見てみましょう!
実は、このダーナにも音写があります。「檀那」(ダン・ナ)です。
どこかで見たことがありませんか?
そうです。檀家(だんか)の檀です。
皆様も、どちらかのお寺の檀家さまでしょうか。
つまり、お寺にお布施(ダーナ, dāna)する人です(笑)。
ですから、布施と檀那は同じ意味です。
また、檀越(だんおつ/だんのつ/だんおち)という言葉がありますが、これは、dāna-pati(ダーナ・パティ)の音写です。このpati(パティ)は「主人」を意味します。ですから、dāna-pati(ダーナ・パティ)は、「施主」(せしゅ)と訳されます。つまり、お布施をする主人さまです。ダーナ・パティ→音写→だんおつ(檀越)は、かなり無理があるような…
実は、「旦那」(だんな)さまも、dāna(ダーナ)の音写だそうです。しかし、経典には出てこないみたいですね。日本特有の音写なのでしょうか。いずれにしろ、音も同じで、お家にお金をお布施してくれるご主人様ですね。
最近は、ご主人さまより、ご夫人さま(奥さま)の方が、多く稼がれてダーナよりお強いのでは(笑)
ではまた。