口伝と書写
こんばんは。
近々、本格的にブログのサイトを立ち上げようと思いまして、今日は、その勉強で一日が過ぎてしまいまた。
今日のお題は「口伝(くでん)と書写(しょしゃ)」です。
書写とは、書き写すことで、写経(しゃきょう)という言葉をご存知だと思いますが、この場合は、お経をそのまま書き写すことを意味します。
では、口伝とは?
口伝(くでん)とは、名の通り、そのまま口伝え(くち・づたえ)することです。
その口伝えは友人などではなく、お師匠さまからの伝法(でんぽう)「直接教わったこと」です。
現代人であるわれわれは、書かれたもの(書写)と、口伝えにのもの(口伝)、どちらを信じるでしょうか?
恐らく、書かれたものの方が、正しく伝わっている!思いませんか?
しかし、「僕はこの教えの○○先生から教わった!」などと、昔は、どの先生に教わり、その偉い先生の言葉を直接聞けたことが、誇りでありました。
天台宗のお坊さんは、必ず修行に行くのですが、そこでは最も大事な教えはテキストには載っていません。師匠からの口伝(くでん)です。
このように、仏教では、ブッダがお亡くなりになってから、その教えは、口伝(くちづたえ)によって、伝わってきました。
それほど、言葉は重要でした。
みなさまが、どなたかのお話を聞くときは、書き写するのではなく、その方のお言葉をよく覚えて忘れないことが大事なのかも知れませんね。
ちなみに、妻のお使いは、いつもメモします(笑)。
では、また。