Tendai Taishi Written by Seimin Kimura

【初心者必須!】これだけは読んでおきたい仏教研究シリーズ【5選】

仏教 読書

仏教の勉強を始めた人はおわかりかだと思うのですが、仏教経典は、はかりしれないほど多いです。また、インド、中国、日本とわたり、様々な僧侶が研究を続けてきたので、その研究書(注釈書や論書)も計り知れません。そこで、今回紹介したいのは、これらの要素をまとめてシリーズ化した本です。読み応えはありますが、すご〜く勉強になります。

もくじ

『大乗仏典』シリーズ

まずは、お経のシリーズから。お経の現代語訳です。超一流の研究者が和訳にたずさわっています。サンスクリット語(インド語)や、漢文(中国語)を元に日本語訳したものですので、個人が勝手に翻訳したものとは違います。

『仏教の思想』シリーズ

続いて、思想史の面から書かれたシリーズです。「空」(くう)の思想や「唯識」(ゆいしき)の思想から、日本の主な宗派までも扱ったものです。わかりやすい文章で書かれていますし、専門家と専門外の研究者、二つの視点から書かれているところも面白いです。

『シリーズ大乗仏教』シリーズ

さらに詳しく知りたい人は、このシリーズがお勧めです。最も現在ホットな研究者たちによって書かれたもので、最新の研究を知るにも役立ちます。

『梶山著作集』シリーズ

ここからは、個人の著作集です。梶山氏は「空」研究の大家ですが、非常にわかりやすく、私が最もおすすめするシリーズです。ただし、お値段が、、、

『中村元選集』シリーズ

仏教を勉強した人なら知る人ぞ知るレジェンド中村元の著作集。めちゃ多いです(全32巻/別巻8)。お家に書斎などがあり、ハッタリをきかせたいなら全巻揃えてみては(笑)

とまあ沢山ありますが、仏教には84,000の教え(八万四千の法門(はちまんしせんのほうもん))があると言いますから、それに比べると少ないですねw。