日常英会話とビジネス英会話の違い【ビジネス英会話のおすすめ本】
よく、「ビジネス英会話」という言葉を聞くと思います。
また、実際に、仕事で英会話が必要になって、ビジネス英会話の学習を始めた人もいますよね。
そこで、気になるのが、日常英会話とビジネス英会話の違いです。
つまり、ビジネス英会話と聞くと、何か特別な学習をしなければならない…と考えます。
結論から言うと、日常英会話とビジネス英会話は同じです。
もくじ
ビジネス英会話の方が簡単な理由
実は、ビジネス英会話になると、会話のほとんどを専門用語が占めます。
つまり、普段使わない特殊な単語を使う必要が出てきます。
逆に言うと、少々文法が崩壊していても、共通認識の単語だけで、会話が通じます。
例えば、海外の製薬会社で働いているとすると、ある薬品の単語を話すだけで、「その成分」「値段」「開発状況」「必要な素材」など、会話をしなくても予想が付きますよね。
仕事中に、しかも薬品を作っている時に、オモライスの話はしませんから(笑)
日常英会話オススメビジネス本
かといって、会社で使う英会話の作法みたいなものは、知りたいですよね。
相手に失礼のない言い回しとか。
ということで、今回は、ビジネスに注目した本を紹介したいと思います。
ぶっちゃけ、ビジネス本は、「もう初級終わっているでしょう」というスタンスで入る本が多いです。
日常英会話を学んだ後に、学習することをオススメします。
『NHK 実践ビジネス英語 ニューヨークシリーズ The Final Chapter ベストセレクション完結編』
NHKラジオ「実践ビジネス英語」最終章からベスト20をセレクトしたものです。
内容も豊富です。
ビジネスといっても、海外で働いていく中での生活や、トラブルにも対応した本ですね。
こんな感じ。
- 出勤初日
- 愛と利益
- 第一印象
- 見知らぬ人たちとディナーパーティー
- セクハラ対策を刷新する
- 孤独という現代の病
- 在宅勤務
『即戦力がつくビジネス英会話 改訂増補版: 基本から応用まで』
6つのチャプターから出来ています。
「基礎から応用まで」と書いていますが、
ある程度、日常英会話を学習してから、始める方が良いでしょう。
目次はこんな感じです。
- ビジネスコミュニケーション入門
- 社外とのコミュニケーション
- 社内でのコミュニケーション
- 会議で使う言い回し
- 交渉で使う言い回し
- プレゼンテーションで使う言い回し
目次を見るだけでも、ビジネスに特化した内容であることがわかりますね。
中身は、けっこうハードですよ。
『英会話 超リアルパターン500+【ビジネス編】』
著者がアメリカでビジネスをしていた時に、一番よく使った「必須パターン200」と、
その「類似パターン300」に分かれていて、500フレーズを覚える学習法になっています。
反復練習がテーマです。
こちらも、ある程度の英語力が付いていないと、厳しいかもしれません。
『改訂版 英会話ペラペラビジネス100』
シンプルをコンセプトにしています。
また、「日本語→英語」の変換練習です。
「見学していかれますか」 →Would you like a tour?
「会議室、押さえておきますね」 →I’ll reserve the conference room.
「工事の件ですが…」 →About the construction …
という感じで、シンプルにまとめられています。
『キクタン英会話【オフィス編】』
キクタンは、有名ですね。
内容は、「出社」から「アフター5」までの1日の仕事の流れにそって、学習するタイプの本です。
372フレーズを、3週間でマスターする内容になっています。
ちなみに、よく「3週間」とか、修得までの期限が書かれているものが多いですが、この数字は無視した方がいいです。
「仕事ですぐに必要だ!」というのは、わかりますが、
あせっても良いことないですから。
時間は気にせず、着実に身に付けていきましょう。
目次は、こうです。
- あいさつ
- 始業前
- 日常業務
- 備品・機器
- 休憩
- 来客・面会
- 電話
- 会議
- 予定
- アフター5
けっこうありますね(笑)
3週間…短いですね。
『英会話フレーズ大特訓 ビジネス編』
どちらかというと、TOEICの学習に特化したものです。
ビジネス英会話を学びながら、TOEICで高得点も狙おう! と言う感じです。
またまた、「日本語→英語」の反復練習です。
- ビジネス必須フレーズを「日→英」で反復練習。
- 「ベーシック会話」→「オフィス会話」→「商談・接待・出張」とステップアップ方式。
- TOEIC頻出フレーズ300を学習。
まとめ
今回は、ビジネス英会話に特化した本を紹介してきましたが、
日常英会話がちゃんと身に付いていないと、ビジネス英会話から学んでも、あまり意味が無いです。
また、はじめにも言ったとおり、ビジネスの場合、ほぼ専門用語で乗り切れるのも事実です。
何度も言いますが、短期間でマスターしようと思わないで下さい。
英語に限らず、言語を修得するには長い時間がかかります。
理由は、短期的な暗記ではなくて、身に付けることが大切だからです。
私たちも、赤ちゃんの時から何年もかけて日本語を身に付けてきましたよね。
大げさでなく、一生かけて学ぶと思って下さい。
では、良いスピーキングLIFEを!