漢検3級に挑む!【心得】
漢検3級は、中学卒業程度のレベル、1,623字が必要とされます。高校受験を控えている人が受験対策の為に、漢検を受けて、国語の学力を強化する人も多いです。また、英語では、中学卒業までの学習が非常に重要で、中学卒業までの文法力がついていれば、十分に英語で話すことができると言われています。漢字検定においても、3級はとても重要な級で、漢字や国語に対する基礎学力を養うには最適の級であると言えます。社会人の人で、新たに教養を深めたい人、何か資格を取りたい人にとっても、比較的短時間で容易に獲得出来るものですので、是非お勧めします。
今回は、はじめて漢検に挑戦される人のために、受験前に知っておきたい、漢検3級の情報をいろいろ書いてみたいと思います。この記事を読んだ後は、しっかり勉強して、合格を勝ち取り、資格保持者の魅力に浸って下さい。
もくじ
レベルは、何年生?合格点は?
公式サイトによると、レベルは中学卒業程度、必要漢字は1,623字、合格点は200点満点の約70%です。合格点は若干変動します。140点前後だと思って下さい。
小学生が受けるとすると、小学生卒業時が、1,026字必要とされていますから、1.5倍ですが、がんばれば合格可能です。
中学生1、2年生が受けるとすると、中学在学中は、1,339字必要とされていますから、あと300字程度、十分射程圏内です。是非頑張って下さい。
となると、小学校高学年から、中学2年生ごろまでが、漢検3級を挑戦できる学年となりますね。
社会人の方の基準は難しいですが、3ヶ月ほど、毎日約一時間勉強すれば受かるでしょう。
合格基準について詳しいことを知りたい方は、こちらの公式サイトをどうぞ。
年齢別合格率
年齢別合格率は、『2020年度版漢検スタートブック』によれば、高校生が31.3%、中学生が51.5%、小学生が63.7%となっています。
え!?小学生の合格率の方が高いの!?と思われますが、この統計は、高校生の受験者173,000人、中学生283,000人、小学生5,300人に対するものです。
圧倒的に中学生が多いのが分かります。つまり、小学生の統計は、もともと受験者数が少ないので、パーセンテージが上がってしまっているだけです(当てになりません)。
そこで、注目して欲しいのが、中学生の割合です。約半数(5割)の人が合格できることが分かります。これは、結構リアルな数字です。社会人の合格率もほぼ同じと考えられます。
難しい話になりましたが、つまり、漢検は外国語ではありませんので(準1級以上は、もはや外国語🤣)、しっかり勉強し、二回受ければ、2回目に受かると思って下さい。ですから、あまり合格率にとらわれないで、確実に勉強することをお勧めします。
日程・申し込み・検定料
3級の検定料は、2,500円です。英検3級検定料6,400円に比べると半額以下です。
申し込み方法は、インターネット、コンビニで、取扱書店、取扱機関(新聞社など)の四つから選べます。インターネットが一番手っ取り早いでしょう。
申し込み方法について、公式サイトはこちら
日程は、毎回公式サイトにて確認してください。年に3回行われます。約2ヶ月前から申し込みが始まります。受験後、合否は約一ヶ月後に発送されます。インターネットでは、二週間後ぐらいに合否が発表されます。
申し込みについてのサイトは、こちら
過去問
無料の過去問題は、公式サイトに公開されていますが、1回分のみです(年間三回、試験が行われますが、公開されるのはその内どれか一つ)。他を知りたければ、正規団体が出している問題集を買うほかありません。また、購入することを強くお勧めします。理由は、自分の実力を知るためでもあるし、そのまま学習用の問題集として使えます。
また、何度も受験する場合は、受験後、自分の問題用紙を必ず保管しておいて下さい。合否発表後、「解答」が送られてきますので、それと合わせて保管しておくと良いでしょう。昔は、発表後、「問題」と「解答」が送られてきたのですが、最近は「解答」しか送ってくれません。ですから、「問題」が欲しければ、本試験で自分が書き込んだ問題用紙を保管しておくしかありません。試験後、帰ってから、問題用紙に書き込んだ自分の字を消しゴムで消すという作業が待っています💦
市販されている公式過去問題は以下のものです。
【例題やプリントの無料サイト】
自分の実力を試す無料サイトは、便利なものがたくさんありますが、次のサイトがおすすめです。
・漢字検定WEB問題集こちら
無料のデータをプリントアウト出来るサイトもありますが、あまりお勧めできません。その理由は、保管方法に困るのと、外出時の学習に適していないからです。市販の問題集を買って勉強することをおすすめします。
まとめ
いかがでしたでしょうか?大体受験勉強の準備段階は完成したと思います。おすすめ問題集などについては、別の機会に書きたいと思います。
また、高校入試、大学、短期大学でも、2校に1校が、「漢検取得者を評価する」と回答していますので、挑戦する価値は十分にあります。どんどん上の級を,目指してください。