漢検4級【心得】
漢検4級は、中学在学程度のレベル、1,339字が必要とされます。つまり、中学2年生程度が対象です。高校受験を考えている人は、卒業までに、一つ上の3級まで挑戦したいところです。このブログでも何度も言っていますが、漢字検定は、教養を深めるのに最も良い方法です。漢字を学習することによりその背景や意味合いが理解でき、日頃の会話にも膨らみが出てきます。特に、4級、3級は、ほとんどの人が、受験(高校受験)に挑戦する準備段階の中学生を対象にしていますから、受験になれるという意味でも検定に挑戦することはとても良いことです。また、4級、3級をしっかり学習しておくことは重要です。なぜなら、さらに上級の2級や準1級にも、4級や3級の漢字が出る場合があるからです。漢字検定は、その級だけの範囲だけでなく、それまでの級を対象としますので、しっかり学習して下さい。社会人の人で、中学校のレベルから学び直したい。また、腕試しをしてみたいという人にも、やはり、4級は最適なレベルであると言えます。英検に比べて、比較的短時間で容易に獲得出来るものも漢検の魅力です。是非資格獲得を目指して下さい。
今回は、はじめて漢検に挑戦される人のために、受験前に知っておきたい、漢検4級の情報を解説したいと思います。この記事を読んだ後は、受験までの手順が理解出来ると思います。あとは、勉強あるのみ!是非、資格保持者になり、優越感に浸って下さい。
もくじ
レベルは、何年生?合格点は?
公式サイトによると、レベルは中学在学程度、必要漢字は1,339字、合格点は200点満点の約70%です。合格点は若干変動します。140点前後だと思って下さい。
小学生が受けるとすると、小学生卒業時が、1,026字必要とされていますから、あと300字ほど必要ですが、がんばれば十分合格可能です。
となると、小学生から、中学2年生ごろまでが、漢検4級を挑戦できる学年となりますね。
社会人の方の基準は難しいですが、1ヶ月ほど、毎日約一時間勉強すれば受かります。
合格基準について詳しいことを知りたい方は、こちらの公式サイトをどうぞ。
年齢別合格率
年齢別合格率は、『2020年度版漢検スタートブック』によれば、高校生が25.6%、中学生が53.7%、小学生が58.7%となっています。
え!?小学生の合格率の方が高いの!?と思われますが、この統計は、高校生の受験者41,016人、中学生185,155人、小学生16,034人に対するものです。
圧倒的に中学生が多いのが分かります。つまり、小学生の統計は、もともと受験者数が少ないので、パーセンテージが上がってしまっているだけです(当てになりません)。
そこで、注目して欲しいのが、大多数を占める中学生の割合です(対象学年もこれです)。約半数(5割)の人が合格できることが分かります。これは、結構リアルな数字です。社会人の合格率もほぼ同じと考えられます。
難しい話になりましたが、つまり、漢検は外国語ではありませんので(準1級以上は、もはや外国語🤣)、しっかり勉強し、二回受ければ、2回目に受かるか確立がグンと上がります。ですから、あまり合格率にとらわれないで、確実に勉強することをお勧めします。
日程・申し込み・検定料
3級の検定料は、2,500円です。英検3級検定料4,500円ですから、ほぼ半額ですね。
申し込み方法は、インターネット、コンビニで、取扱書店、取扱機関(新聞社など)の四つから選べます。インターネットが一番手っ取り早いでしょう。
申し込み方法について、公式サイトはこちら
日程は、毎回公式サイトにて確認してください。年に3回行われます。約2ヶ月前から申し込みが始まります。受験後、合否は約一ヶ月後に発送されます。インターネットでは、二週間後ぐらいに合否が発表されます。
申し込みについてのサイトは、こちら
過去問
無料の過去問題は、公式サイトに公開されていますが、1回分のみです(年間三回、試験が行われますが、公開されるのはその内どれか一つ)。他を知りたければ、正規団体が出している問題集を買うほかありません。また、購入することを強くお勧めします。理由は、自分の実力を知るためでもあるし、そのまま学習用の問題集として使えます。
また、何度も受験する場合は、受験後、自分の問題用紙を必ず保管しておいて下さい。合否発表後、「解答」が送られてきますので、それと合わせて保管しておくと良いでしょう。昔は、発表後、「問題」と「解答」が送られてきたのですが、最近は「解答」しか送ってくれません。ですから、「問題」が欲しければ、本試験で自分が書き込んだ問題用紙を保管しておくしかありません。試験後、帰ってから、問題用紙に書き込んだ自分の字を消しゴムで消すという作業が待っています💦
市販されている公式過去問題は以下のものです。
【例題やプリントの無料サイト】
自分の実力を試す無料サイトは、便利なものがたくさんありますが、次のサイトがおすすめです。
・漢字検定WEB問題集こちら
無料のデータをプリントアウト出来るサイトもありますが、あまりお勧めできません。その理由は、保管方法に困るのと、外出時の学習に適していないからです。市販の問題集を買って勉強することをおすすめします。問題集を買った方が手っ取り早いですし、達成感があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?大体受験勉強の準備段階は完成したと思います。おすすめ問題集などについては、別の機会に書きたいと思います。
また、高校入試、大学、短期大学でも、2校に1校が、「漢検取得者を評価する」と回答していますので、挑戦する価値は十分にあります。どんどん上の級を,目指してください。