英会話をシンプルにする考え方
ペラペラ英語を話せないと、相手に伝わらない?
でも、話せない人がほとんどです。
そもそも、「ペラペラ」ってどの程度をいうのでしょうか。
日本語の様に、自然と英語が話せる。
これは、よほどセンスがない限り無理です。
簡単なフレーズとジェスチャーを組み合わせることで、十分相手に伝わります。
もくじ
無理に一文にまとめない
まずありがちなのが、試験英語に慣れすぎて、2つの文を1文にする癖がついていることです。
つまり、やたら難しく考える。
例えば、次の2つの文があるとします。
- I know that girl.「私は、あの少女を知っている。」
- That girl is Mary.「あの少女は、メアリーです。」
これを一文にすると、
私は、あの少女がメアリーだと知っている。
となります。
1文にする必要あります?
2文で十分通じますよね。
このように、無理に1文にまとめなくても、2文で普通に伝わることがほとんどです。
ただ単に、1文で話す方が高度であるという思い込みです。
2つの文なら、2つの文で伝えましょう。
釣り竿があれば一生食べられる
こんなことわざがあります。
If you have a fish, you can eat one day.
一匹の魚があれば、一日は食べられる。
If you have a fishing pole, you can eat forever.
一本の釣り竿があれば、一生食べられる。
つまり、一匹の魚だと、一日分の食料にしかなりませんが、
釣り竿があれば、何度も魚を釣ることができますよね。
英語の場合も同じで、『お願いします』とか、『よろしいですか』というフレーズを知っていれば、何度も応用出来るフレーズ(釣り竿)になります。
一生懸命、多くの単語を覚えるよりは、このように、何度も使い回しできるフレーズを覚えましょう。
この、「何度も使い回しできるフレーズ」が、「釣り竿」です。
Would you?と、May I?でほぼ乗り切れる
ということで、代表的な「釣り竿」を紹介します。
それは、Would you?や、May I ?です。
Would you ?「お願いします」+ジェスチャー
Would you ?は、「〜をお願いします」という時に使います。
これに、ジェスチャーを付け加えれば、ほとんど乗り切れます。
- 写真を撮ってほしい時、カメラを指さして→Would you?
- ボールペンを落とした時、ボールペンを指さして→Would you?
- 水がもういっぱい欲しい時、水を指さして→Would you?
つまり、「指さし」というジェスチャーを付けたので、Would you?と言うだけで、相手にあなたの「お願いします」という気持ちが伝わります。
May I ?「よろしいですか?」+ジェスチャー
May I ?「よろしいですか?」も、同じで、
電車で席を詰めて欲しい時、シートを指さして→May I ?
でOKです。
日本語でも、いちいち「ここの席空いてますでしょうか?」よりも、指さして「いいですか?」の一言で分かりますよね。
- 友達と食事していて、ピザの最後の一切れを食べたい時、ピザを指さして→May I ?
- お店で商品を試着したい時、商品を指さして→May I ?
- ミーティングで、ひとこと言いたい時、手を挙げて→May I ?
I have a problem hereは超便利
釣り竿+ジェスチャーで、自分の気持ちを伝える方法は、他にもあります。
海外で最も困るのは、体を壊した時ですよね。
「お腹がシクシク痛い」「頭がガンガン痛い」とか伝えるのは、ほぼ無理ゲーです。
そんな時、便利なフレーズが、
体が痛いところを指さして、I have a problem here.と言えばOKです。
あとは、お医者さんにおまかせすればOK。
I have a problem with this.
hereを、with thisに変えると、
エアコンとか、トイレとか、ものの調子が悪い時に便利なフレーズになります。
調子が悪い「もの」を指を指して、
このように、釣り竿フレーズとジェスチャーを混ぜれば、簡単に気持ちを伝えることが出来ます。
日本人が英語を話せない理由
そもそも、世界には、ネイティブスピーカー(英語が母国語の人)よりも、ノンネイティブスピーカー(英語が母国語でない人)の方が圧倒的に多いです。
でも、日本人は、英語に対するコンプレックスから、完璧に話せないと恥ずかしいと思います。
だから、ダラダラ長い文を覚えようとします。
発音はテキトーで伝わる
発音も同じで、完璧な発音を目指そうとします。
よく言われるのが、RとLの発音の違い。
レストランで、rice(ライス)とlice(シラミ)の発音を間違えたとします。
でも、考えて下さい。
レストランで「シラミ」頼みます?
店員さんも、「はい、シラミ、いっちょう〜!」ってなりませんよね(笑)
日本語でも同じです。
レストランで、「おはし(お箸)ください」って言った時、
橋(はし)を持ってくる店員さんいませんよね(笑)
そもそも、無理だしwww
ということで、シチュエーション(場面)がハッキリしていたら、少しぐらい発音を間違えたところで、問題は全くありません。
日本人は、英語が話せなくても生きていける
発音の完璧を目指すがために、結局しゃべれない。
それとは別に、
日本では、英語が話す必要がそもそもありません。
その理由は、豊かだからです。
英語が無くても生きていけます。
発展途上国の人たちは、英語が話せないと生きていけません。
厳密に言うと、高いお金を稼ぐには、英語を話せないとダメだからです。
そもそも、必死さが、違うわけです。
英語が必要な国の人たちは、「発音をきれいに」とか、「完璧な文法」でとか、考えていません。
それよりも、少しのフレーズでも覚えたら、どんどん使っていかなければ生きていけません。
まとめ
やはり、英会話を上達させるためには、話すことが一番です。
少しのフレーズでも覚えたら、どんどんアウトプットするようにしましょう。
最近では、格安のオンライン英会話がたくさん存在しますので、是非利用して下さい。
今回参考にした本を紹介します。
では、よいスピーキングLIFEを!